HOPEのことをまだ知らない方や、知ってはいるけれど訪れたことのない子どもたち・ご家庭の皆さまと交流を深め、HOPEや地域の支援団体について知っていただくきっかけづくり、そして支援を必要とする子どもたちの早期発見につなげようと、2024年12月8日に「こども祭り」を開催しました。
この事業は、公益財団法人日本財団に寄せられた寄付金をもとに、特定非営利活動法人Learning for Allの支援を受けて実施しました。異年齢交流を通じて仲間意識や協力の大切さを体感してほしいとの思いから、糸満市でやんちゃな中学生の支援を行っている一般社団法人minpiに共同開催を依頼。また、会場となった「シャボン玉石けん くくる糸満」を運営するくくる糸満共同事業体様にも共催をいただきました。
HOPEでは10月末から週1回、講師を招いて「お金を学ぶセミナー」を実施。子どもたちはお金の計算やお店の作り方などを学びながら、無料配布する手作りクリームシチューや、出店・舞台発表の企画を職員と一緒に考えていきました。
当日は、集客目標の2.5倍にあたる延べ約800名がくくる糸満に来場。子どもたちは朝から会場に集まり、保護者やボランティアのサポートを受けながらクリームシチューを調理しました。糸満市のソウルフード「ハマキョーパン」様より無償提供いただいた300食の食パンとともに、来場者に無料で配布。大盛況のため急遽シチューを追加で調理し、最終的に450食を配り切りました。
くじ引きや輪投げ、トランプ対決など、子どもたち手作りの出店も大変好評で、売上は目標を4万円上回る10万円に。また、HOPEの活動への募金も19,520円集まりました。
たくさんの方にイベントを楽しんでいただき、HOPEの認知拡大にもつながったと感じています。さらに、子どもたちにとっては、自分たちで作り上げた企画が多くの方の笑顔や喜びにつながったことが、自信や達成感を得る大きな機会となりました。ご協力くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
【子どもたちの感想】
①小さい頃はイベントに参加する側だったけど、今回はやる側の経験ができて楽しかった。
②学校の先生が来てくれてうれしかった。
③小さい子と関われてうれしかった。
【保護者の感想】
①みんなで一致団結し、さまざまな感情が入り混じる中でも最後までやり遂げていて、子どもたちの成長を感じました。
②なかなか役割に入れなかった息子に、園長先生ができる役割を与えてくださり、それを最後までやり遂げたことで、本人も「参加できた」という実感を持てたようです。